公益財団法人殉職船員顕彰会


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ご遺族や関係者への対応
遺族、関係船員名簿の作成
慰霊事業を知らない遺族関係者への周知
問い合せへのお応え

〇 遺族、関係船員名簿の作成

 戦没船員のご遺族は、子供さんも含めれば数十万人におよびます。しかし、戦没船員の碑が建立されてから今日まで、住所等の把握が困難であったことから、慰霊碑の建立や追悼式等のご案内が多くのご遺族関係者に行えないまま、今日に至っております。現在当会で遺族名簿にとどめている方々は約580名です。
 また、生死をともにした生還船員も同様でこれも関係者名簿にとどめている方がたは約17名です。


〇 慰霊事業を知らない遺族関係者への周知

 当会では、一人でも多くの遺族等関係者に戦没船員の碑の建立、追悼式、当会の存在などについてお知らせするための広報や周知の努力を行っております。このホームページもその一つとして設けました。皆様のご協力をお待ちしております。


〇 問い合せへのお応え

 当会にご一報いただければ、徴用各船の最期に関する会社からの提供資料等かなりの資料が当会に保管されておりますので、ご遺族にお渡しすることができると思います。
 ご遺族から当会に照会や問い合わせがあるなかで、顕著になってきた特徴は子供さんやお孫さんからのものです。
 このなかには「生前母親から父が船で戦死したということは聞いていたし、父の死について何かもう少し知りたいとは考えていたが、つい仕事に追われ果たせなかった。今、定年を迎えて長年の想いに取り組んでいます。」という趣旨のお便りが多くなっています。この方々のなかには、生存船員から会社に報告された〇〇丸遭難報告の資料で、父親の氏名が明記された本船最期の状況が分かり、これで肩の荷がおりたと、お礼のお手紙等をいただくケースも増えてきています。